満開だった、2022年、2回目の亀戸天神・梅祭り。 おばけ寺・普門院の持経観音像は芸術品。 青うなぎはどうじゃ?

満開だった、2022年、2回目の亀戸天神・梅祭り。 おばけ寺・普門院の持経観音像は芸術品。 青うなぎはどうじゃ?

 

 

3月3日に、今年2回目の亀戸天神詣でをやりました。

前回は、2月16日でしたので、咲いている木が少なかったのですが、今回はさすがに

ほぼ満開で、まだつぼみを付けている品種は数少ない感じになっていました。

 


 

梅祭りの公式の期間は、2月5日から3月6日までとされています。

 

 


拝殿には、ご本家の大宰府の梅が展示されていました。

 

 


亀と白梅。 亀さんたちがのんびりと甲羅干しをしていました。

 

 


梅祭りの結婚式

 

 


前回は白梅の方が優勢でしたが、

今回は、白も紅も咲きそろい、特に枝垂れの梅が綺麗に咲き誇っていました

 

 

前回の様子はこちらのページでご覧ください。

https://sasetamotsubaguio.blogspot.com/2022/02/blog-post_17.html

 

2月16日に確認できた咲いていた品種は、

蠟梅、八重松島、月影、楠玉、蘇芳梅、黒雲、青軸冬至、未開紅、鈴鹿の関、八重寒紅、

八重唐梅緋の司、寒衣、紅冬至、冬至梅、白加賀、呉服枝垂、鹿児島紅、の18種類

でしたが、今回新たにきれいに咲いていたのは、こちらでした。

(上記のうち、太字の梅は前回写真を掲載したので、ここではそれ以外を掲載します。)

 

 


               紅筆

 

 


               呉服枝垂

 

 


               青軸枝垂

 

 


               白加賀

 

 


               思いのまま

               (品種名が「思いのまま」です)

 


 
               無類絞り

  


               鶯宿(おうしゅく)

 

 


               甲州野梅 

               (野梅は「ヤバイ」と読むようです。
                野生種が元になっているものだそうです。)  

  


               夫婦紅 

 

 

ところで、今回は錦糸町駅から亀戸駅の方向へ歩いたのですが、

錦糸町の公園(錦糸公園)には、早咲きの桜が満開でした。

  




どこにもこの桜の品種名は掲げてありませんでしたが、おそらく河津桜ではないか

思います。

  

さてさて、梅祭りの帰り道、前回は門の辺りの荒廃ぐあいに恐れをなして、

入らなかったのですが、今回は普門院というお寺に足を踏み入れてみました。

(前回は、荒れ放題だったので、何かの工事現場みたいで、入るのを躊躇いましたが、

インターネットで検索したら、一応まだ廃寺にはなっていないとのことだったので、

今回は境内に入ってみました。)

  


伊藤左千夫の墓がある普門院です。

  


本堂はこんな具合で、荒れ放題。 

住職の住まいとおぼしき家も、かなりの荒れ具合でした。

  


しかし、亀戸七福神の毘沙門天がこちらにいらっしゃるということで、七福神巡りの

ルートには入っているようです。

真新しい旗だけが、なんだか違和感があります。

かなり立派な毘沙門堂なので、毘沙門天さんを拝みたいところです。

 


この普門院は、真言宗のお寺なんだそうです。

文化財などの詳しい情報は、こちらでご覧ください:

https://meishozu.com/edo/TCGC50B-7-18-57.html

「普門院は「真言宗智山派の名刹であり、福聚山善應寺と号す。大永二年(1552)橋場に

創建、元和二年(1616)当地へ移転したが、当地に移る際、梵鐘を川に落としてしまい、

その地を鐘ヶ淵と呼ぶ伝承を持つ。慶安二年(1649)には五石の朱印状を拝領した御朱印寺

で、亀戸七福神のひとつ毘沙門天としても親しまれている。」と云われる寺院である。」

 

さて、そのようなおばけ寺みたいな中にあって、私が一番驚いたのはこちらです。

  


観音様のようなのですが、普通の仏師と呼ばれるような人が作ったものとは思えない

なんだか芸術品のような佇まいだったので、インターネットで調べてみたら、ありました。

 

「普門院<7巻18冊57>」

https://meishozu.com/edo/TCGC50B-7-18-57.html

上のリンクには、

「○持経観音菩薩像 : 境内入口左側には片手に経典を持ち、片膝を立てて座るやさしい

顔の持経観音菩薩の大きな露佛がある。戦災の損傷もみられないので、戦後建立されたもの

だろう。」

と記載があります。

 

さらに、どのような人がこの持経観音菩薩を作ったのかを探したら、こちらでした。

「普門院の持経観音   亀戸散策」

https://ameblo.jp/sepharad/entry-12007529015.html

「この観音像は、亀戸地区は工業地帯で住宅が密集し多くの人が住み、その人たちが

昭和 20 3 10 日の東京大空襲の犠牲者となり、33 回忌にあたる昭和 55 年に

供養したものという。やはり、近代に製作された観音さまだったんです。

この持経観音は、彫刻家の高村光雲の弟子で薬師寺行雲が製作したものであった。

『幕末維新懐古談』や『啄木日記』などでも素晴らしい作品として紹介されていました。」

 

この持経観音の足の組み方が、いままで見たことのないものだったので、一般的なスタイル

をインターネットで検索したところ、片膝を立てたりしたものはありましたが、

この写真のような組み方をしたものは見当たりませんでした。

おそらく、彫刻家である薬師寺行雲さんの独自の観音像なのではないかと感じます。

 

 

ところで、今日の散歩メシですが。

せっかく亀戸天神さんに2回も詣でたので、ご褒美として門前にあった

「八べえ」というお店で、ニホンウナギ(青うなぎ)というのを食べることにしました。

食べログにはこのように書いてありました。

https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131202/13056800/dtlrvwlst/B300513576/

お店のジャンルとしては、「うなぎ、魚介料理、海鮮料理、もつ焼き」などとなっている

居酒屋さんのようなお店です。

  


まず、「青うなぎ」とはなんぞや、です。

古事記にも書かれているニホンウナギのことらしいです。

  


これが「それ」です。

焼き方は二つの中から選べるということでしたので、関東風に蒸してから焼くというので

やってもらいました。

あるサイトによれば、関東風と関西風の違いは:

https://macaro-ni.jp/56425

白焼きを一度蒸す工程が入るため、味わいはわりとさっぱりしていて、やわらかくてふん

わりした食感が関東風の特徴となります。」

「関西風のうなぎは蒸し工程がないため、脂がのったうなぎ本来のコクのある味わいが

特徴です。そのため焼く時間が長く皮がパリッとしていて、関東風に比べてしっかりした

食感になります。」

・・・ということです。 つまり、柔らかくなる蒸して焼く方をえらんだということです。

 

食べた感想ですか?

関東風だったせいかどうかしりませんが、たれの塩気が強かったですね。

うな重をいつも食べているわけじゃないんですが、値段の割に、期待していたほどでは

なかったという感じです。

まあ、古事記に出てくるような味?とでも言っておきましょう。

 

このお店の面白いところは、いろんな食材があることでしょうか。

 


 私はワニタンの串焼きと カンガルーのタタキを食べてみました。


     


ワニタンの串焼きです。

脂ののった鶏の皮のやきとりという感じでしょうか。

  


こちらは、カンガルーのタタキです。

似たような料理としては、馬刺しでしょうか。

馬刺しよりも、パサパサ感がありますが・・・

 

随分昔にオーストラリアを観光した折に、カンガルーとワニの肉は専門レストランで

ステーキとして食べたことがあります。

このお店では、ごらんのとおりで、和食としての料理で、お酒のつまみという感じです。

 

 

=== おわり ===

 

 

 

 

 

 

==============================

コメント

このブログの人気の投稿

環七のスナック喫茶・鈴: ネガティブ婆さんとポジティブ婆さんの会話

東京・舎人公園 黄菖蒲、紫陽花、そして水鳥たち : 子連れ散歩に最高 Yellow Iris, Hydrangea, Waterfowl in Toneri Park, Tokyo

3月21日: 川口市・密蔵院の安行寒桜は満開だった。 興禅院のハクモクレンと、緑のセンターでは桜の品種展示