ギャラップ著・丹波哲郎訳「死後の世界」を読む ― その1 アメリカ人の3分の1が、神秘体験をしている? 幽体離脱200万人??
ギャラップ著・丹波哲郎訳「死後の世界」を読む ― その1 アメリカ人の3分の1が、神秘体験をしている? 幽体離脱200万人??
ギャラップ著・丹波哲郎訳「死後の世界 ― 人は死んだらどうなるか」を読んでいます。
ちょっと前に立花隆著「臨死体験」を読んだんですが、そこに紹介されていた本です。
この本は、世界的に有名なギャラップ世論研究所の所長によって書かれたもので、
アメリカにおける世論調査の結果に基づいて書かれていますので、客観性の高い内容で
あると思います。
そして、翻訳者が、あの霊界に詳しいという丹波哲郎さんです。
大丈夫かいなという気がちょっとしますけど・・・・
では、特に世論調査の数字に注目しながら、感想文を書いていきたいと思います。
p010
問題が死に関することであるだけに、わたしはせき立てられる思いがして、ギャラップ調査
の全力を投入して死後の世界の研究に取り組んでみようと数年前から心に決めていた。
そこで1980年の初頭から1981年9月までの約1年半をかけて、18歳以上の
アメリカ人を対象に死後の世界についての意識調査を行ったのである。
まず、統計学の基本にのっとってサンプルとして選び出した人々に面接調査を行ない、
天国のこと、地獄のこと、死後の世界のことなどについて質問をした。
そして彼らから引き出した回答を本人の信仰する宗教、学歴、出身地といった個人的
データと結びつけて分析した。
==>> まず、ギャラップという会社について、確認しておきましょう。
Wikipediaによれば、
「ギャラップ(Gallup, Inc.)は、アメリカの世論調査及びコンサルティングを
行う企業である。」
「1935年にジョージ・ギャラップによって設立されたアメリカ世論研究所
(American Institute of Public Opinion) を前身とする。」
「民間企業による世論調査の先駆け的存在で、世論調査はギャラップ調査
(Gallup Poll) と称されて信頼が厚い。」
ついでに、丹波哲郎さんも:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B9%E6%B3%A2%E5%93%B2%E9%83%8E
「心霊学と霊界の研究もし、多数の書籍を著しており、『丹波哲郎の大霊界』は
ベストセラーとなった。」
「本人もロンドンのホテルで中国人女性の複数の霊に遭遇しており、これが
死後の確信に変わる出来事だったと話す。「あの世が本当の世で、この世は仮
の世に過ぎない。だから死んだら『誕生日おめでとう』みたいにケーキに
ろうそく立てて拍手してやらなければいけない」ということを言っていたほど
である。子供の頃には、腐ったまんじゅうを食べて死にかけた時に、母親が自分
の傍で自分の名を叫び続けているのをすぐ真上で見ていたことがあったと話し
ていた。」
「学業の傍らGHQ通訳のアルバイトをしていたが、実際には本人曰く英語
は半分程度しか理解できず、トイレに逃げ込み、仕事の終わる時間を待っていた
という。」
・・・これによれば、霊界にはかなり詳しかったようですが、英語の方は
それほどでもなかったみたいですね。
いずれにせよ、ギャラップ調査が真面目にやった調査ですから、信頼度は
高いのではないかと思います。
p012
調査する側にとってもっと興味があるのは死線をさまよったことがあるとか、この世の
ものではない不思議な世界をかいま見たことがあるとかいう人で、そういう人には
特に徹底的な調査が行われた。
・・・われわれはさらにそれを物理科学者、社会科学者、神学者などに分析してもらった。
p013
ギャラップ調査では、脳の活動に何等かの変化が起きたために引き起こされる神秘的な
体験と、神の啓示という言葉で説明されるような体験とを特に区別することはしなかった。
また、死に直面した時に体験したことが、脳波の動きが完全に停止した、いわゆる脳死
の状態で起きたのか、それとも肉体的機能は正常なままで死の世界をかいま見ただけなの
かという点も尋ねてはいない。
==>> 分析をした専門家の中に医学関係者が入っていないのがちょっと不思議な
感じがあります。 脳波の問題や肉体的機能の問題には質問をしていないと
いうことも、調査方針に何か関係があるのでしょうか。
まあ、そのあたりの厳密は話については、立花隆さんの「臨死体験」に
詳しく書いてありましたので、良しとしましょう。
p017
医学的にみて一度死んだ人、あるいは死の世界に足を踏み入れかけたという人は
何百万人もいる。 今回の調査で出た割合をアメリカの全人口に当てはめると
約2300万人の人が生死の境をさまようという経験をしており、その中の
約800万人はその時に何らかの不思議な体験をしているということになる。
==>> 調査が行われた1980年のアメリカの人口は2億2700万人となって
いますので、2300万人というのはおよそ10%ということになります。
「一度死んだ人」という意味では、私もその一人でして、幼い時に
友達と崖の上で遊んでいて、そこから落ちて、掛かりつけの医者から
「ご臨終です」と言われたんです。 しかし、それにしても1割の人たちに
そんな経験があるとはアメリカはどんな国なんでしょうねえ。
私の場合は、落ちた時に「あっ」と思って意識を無くし、目が覚めたら
布団の中にいた、ということだけで、なんの不思議な体験もありませんでした。
p017
アメリカ人の多くはーー調査によると死後の世界を信じないという人の倍以上の人が
――わたしたちの住む三次元の世界の上に、次元の異なる別の世界が存在していると信じ
ている。
・・・多くの人が天国や地獄と読んでいる現実の世界と重なりあった異次元の世界に
入ると考えているようだ。
==>> 私のような平凡な日本人のイメージとしては、アメリカは世界で一番進んだ
科学先行の国であって、天国やら地獄やらという話には遠いんだろうと
勝手に思っていたんですが、いろんな本を読んでみると、日本以上に
非常に宗教的な国であるようです。 振り返って、日本人はかなり宗教に
淡白な感じのようです。まあ、いい加減という言い方もできますが。
(私自身がかなりいい加減なものですから)
p020
自動車事故に限らず、食べ物がのどにつまるとか、一酸化炭素中毒だとか、その他の
生命に関わるような事故に遭った人の中にも似たような経験をしている人が多い。
衝突の衝撃や、突然危険な状況に直面したことによって何かが起き、別世界に入り
こんだような感覚やできごとを体験したものと思われる。
p021
フィラデルフィアの住むある年配の女性の話。
「わたしは娘を産み落とすと死亡宣告を受けました。死んで天国に旅立とうとした時、
ベッドのそばで家族や友人が話をしたり神に祈っているのが聞こえました。
天国は雲のようなところで、そこに着くと天使がわたしに、赤ちゃんの世話をするために
現実の世界に戻ることはできないかどうか主にお願いしてみるようにと言うのです。
そしてわたしは天使たちがさし伸べた手で作ってくれた階段を降りてこの世に戻り、
息を吹き返しました。」
p025
そのようなキリスト教的色彩の濃い体験をした人というのは回答者のほんの一部にすぎ
ないということである。 それに、宗教的関心が強いとか、教会に行っているという
ようなことは死の間際の不思議な体験をするための必要条件でも何でもない。
==>> 「別世界に入りこんだような感覚やできごとを体験した」人たちは多いものの、
それが特定の宗教に関係があるとは見えないようです。
この点については、立花隆さんの本でも同じような内容の記述がありました。
p027
こういう、魂が肉体から抜け出る現象は、死の間際になると誰もがみな経験するというの
ではなく、ほんの一部の人が証言しているだけである。 今回の調査結果から推定すると、
そうした幽体離脱現象を経験したことのある人は200万人ほどではないかと思われる。
==>> ここの200万人という数字の母数が分からないのですが、
もし上記の「その中の約800万人はその時に何らかの不思議な体験をして
いる」という800万人が母数に相当するのだとすれば、4分の1という話に
なりそうです。
私は一度死んだのですが、残念ながら幽体離脱もなにもありませんでした。
p030
人の臨終に立ち会った時に見たことと、実際に自分が死にそうになった時に経験した
ことのあいだには何らかの関わりがありそうだ。 今回の調査で、死にそうになった時
に何者かの存在を感じていたり、あるいはこの世のものとは思えないような経験をして
いることがわかった。 そして人の臨終に立ち会って不思議な現象に出くわしたという
人の中にも、同じようなことを言う人が多い。
==>> 私のように鈍感な人間にはほとんどチャンスがなさそうなんですが、
世の中には霊感が強いとか、亡霊が見えるとか、いろんな感覚を持った人たち
がいますので、あえて否定はいたしません。
そういう感性を持ちたいとは思うのですが、持っている人たちにとっては
あまり気持ちのいいものでもないという話なので、無くていいのかなと
思ったりもします。
p031
今回の調査でサンプルとなった人の半数以上が、天国は安らかなところで、幸福な生活
を送ることができ、そこにいる人の心は愛に満ちていると答えている。
また、42パーセントの人が死んだ後も友人や配偶者に会うことができると信じており、
21パーセントの人が天国に行っても現実の世界と同じように他人を識別することが
できると思っているようだ。
・・・たいていの人は死後の世界についてだいたい似通った考え方やイメージを心の
どこかにもっているため、精神的肉体的に強い衝撃を受けた時にそれらが表面化して、
人が勝手に描いたイメージを実際に存在するもののように思いこむだけなのかもしれない。
==>> ちょっとこの辺りで、日本の場合はどうなのかを探してみましょう。
「世界の7割「神を信じる」 日本は無神論者の割合で世界2位」
「世界68カ国を対象に行ったギャラップ・インターナショナルの調査(英語)
によると、世界人口の7割以上が神を信じていることが分かった。一方、日本は
人口の29%が神を信じておらず、中国に次いで無神論者が多い国となった。」
「フィリピンの有力日刊紙「インクワイアラー」(英語)などによると、無神論
者が人口に占める割合は中国が群を抜いて多く、それに日本(29%)、
スロベニア(28%)、チェコ(25%)、韓国(23%)が続いた。キリスト教
圏とされる欧州諸国も今は多数の無神論者が存在する。ベルギーとフランスは
21%、スウェーデンは18%、アイスランドは17%だった。一方、世界で最
も宗教的な国はタイで、98%が宗教的であると自認している。」
もうひとつのサイト、こちらでは日本人に関する調査結果です:
(リンクが長いので、このページの一番下にリンクを貼っています)
「日本人は『死後の世界』をどのくらい信じているのか?」
(統計数理研究所の『日本人の国民性調査』)
「『日本人の国民性調査』によれば、あの世の存在を信じる日本人は全体の
40%で、男女比率では『男性:30%』『女性:49%』となっています。」
「年齢で見ると、『20代:45%』『70代:31%』と、年齢を重ねるごとに
「信じる」と答える人の割合が減っていくようです。」
「一方で、「宗教を信じる」と答えた日本人は全体の28%と、「あの世を信じる」
よりだいぶ低い数値になっています。」
また、日本人に関して、別のサイトを覗いてみますと:
https://seikatsusoken.jp/teiten/answer/1366.html
「「信じるものは何ですか?」という質問に「来世を信じる」と答えた人の割合
は前回からほぼ変化がなく、2020年は31.3%となりました。」
「宗教を信じる 22.0% 宗教を信じない 76.8%
霊魂を信じる 33.3% 霊魂を信じない 65.1%
来世を信じる 31.3% 来世を信じない 67.3% 」
以上をながめてみると、
ギャラップ・インターナショナルの調査(英語)の世界調査での日本人の無神論
者はおよそ3割という結果になっていますが、日本国内での調査では、上の
リンクにあるように、無神論と見える割合は6~7割になっていますね。
これはもしかして、世界調査の場合には、正面切って訊かれると神道とか仏教
とか答えるのに対して、日本国内の調査だったら、正直に無神論と言ってしまう
傾向があるのでしょうか。
私も海外で訊かれたら仏教徒だと答えますが、国内だったら、一応真言宗の
準檀家でありながら、「特別に信じている宗教はありません」と答えるんじゃ
ないかと思います。なにせいい加減ですから。
p032
調査結果の分析に協力してくれた心理学者や医師の中には、ふだんは眠った状態になって
いる精神的機能や肉体的機能が、人が何らかの危険や衝撃に直面した時、命に関わるような
大けがや時によっては死をうまく受け入れることができるように作動するのではないか
と言う人もいる。
==>> おや、12ページには、分析協力者の中に医学の専門家のことは書いてなかった
んですが、ここで医師が出てきましたね。 そうじゃなきゃ変ですもんね。
確かに、大けがや命が危ないときには、たとえば気を失ったりとかして、
痛みや死の恐怖から逃れるようなことが作動するように思います。
p034
今回の調査で、アメリカ人全体の3分の1近くの人が ――約8000万人がーー宗教
的体験あるいは神秘的な体験をしていることがわかった。 そしてその中の約1500万
人の人が神と一体化したという感じを体験したと報告している。 もちろんそういう
感覚は、人によって、亡くなった人や神と話をすることができたとか、現実の世界の
ものではない光を見たとか、肉体から魂が抜け出たというようなさまざまな表現が
されている。
==>> 全人口の3分の1とは驚きです。 それに、その中の約2割が「神と一体化」
するような体験をした? 信じられないな。
宗教心が強いとそういうことになるのかどうか・・・・
私も過去一年間阿字観会に通って大日如来と一体化しよう?と頑張って
きたんですが、そういう傾向はさらさらないですねえ。
p041
イスラム教でも古代ギリシアで受け入れられていたのとよく似た天国のイメージが
描かれていて、官能的な快楽に満ちあふれ、清らかなみずの流れがあって、従順な
召し使いのいる立派な住まいや、そこに入ることを許された人が望むありとあらゆる
おいしい食べ物のあるところとみなされている。
p042
ヒンズー教や仏教などの東洋の宗教は、死後の世界の良い面をもっと漠然とした
概念でとらえておりーー個々の人間というものはくり返しいろいろなものに姿を変えて
この世に現われ、最後にはいちばん高い領域に達して完成され、宇宙に吸収されると
考えられている。
==>> ここでは、世界のあちこちでの天国のイメージについて述べられているの
ですが、上のふたつを比べてみると、イスラム教や古代ギリシアの考え方が
非常に具体的で即物的であるのに対して、ヒンズー教や仏教は、いかにも
抽象的で宇宙的という感じですね。
以前によんだ「インド宇宙誌」を思い出します。
定方晟著「インド宇宙誌 ― 宇宙の形状、宇宙の発生」
https://sasetamotsubaguio.blogspot.com/2021/12/blog-post.html
「p12
・・・擬人的な創造神の観念を超え、哲学的、抽象的な根本原理への到達を示す
詩も現れた。すなわち、「そのとき、無もなかりき、有もなかりき」の句で始ま
る有名な宇宙開闢の歌である。 ここでは宇宙創造の根本原理を「かの唯一物」
(エーカム・タット)と表現している。
このような帰一思想はさらに後代のウパニシャドの時代においてその最高の
形式に到達する。 一般に「梵我一如」の思想と呼ばれているのがそれで、
これは個人の本体(我・アートマン)が宇宙の本体(梵・ブラフマン)と本質的
に同一であるとする思想である。
・・・各個人は小宇宙であり、大宇宙の模型である。
・・・「リグ・ヴェーダ」から「ウパニシャド」に至る諸聖典はバラモン教を
構成する聖典といえよう。」
p044
さらに興味深いのは、ヘブライ人のあいだで生まれてキリスト教に伝わったと思われる、
天国はいくつかのーーおそらく七つぐらいのーー層あるいはレベルに分かれているという
考え方である。 その証拠に、ヘブライ語やギリシア語の天国という言葉は複数形で
使われていた。
・・・なかでも、天国が複数であることをもっとも明確に表しているのは、パウロが
コリント人への第二の手紙十二章二節に示した、その人は「第三の天にまで引き上げ
られました」という箇所である。 ユダヤの民もアラビアの民も、天国は全部で七つあると
いう考え方を認めていることになる。
==>> ここではキリスト教での天国の構造の話がでているので、仏教の場合の
仏様たちの住まいはどうなっているのかをチェックしてみましょう。
仏教は「須弥山世界」というのが有名ですね。
「仏教(密教)の宇宙観「須弥山とは」」
http://www1.plala.or.jp/eiji/sub10.htm
「宇宙にはたくさんの仏がいて、それぞれ固有の国土を所有して、教化にあたっ
ている。その国土は「仏土」とも「浄土」とも呼ばれる。
その代表的なものは薬師如来の「浄瑠璃世界」、阿弥陀如来の「極楽浄土」で
ある。また仏土ではないが、仏土に似たものとして、観音菩薩の「補陀落
(ふだらく)山(せん)」(インドの南方海中にあるとされる)がある。
これらの浄土の中で、のちに断然有名になるのが極楽浄土である。」
「では極楽浄土はどこにあるのであろうか。三界の中にあるというのと、外に
あるというのと、2つの説がある。このように意見が分かれているのには理由が
ある。三界は古典的宇宙観の説であるのに、仏国土はその宇宙観には説かれて
いなかったのだから。」
・・・というわけで、仏教でいう西方浄土が須弥山のどこにあるのかは
はっきりしないようです。まあ、分からなくても阿弥陀来迎図のように
お迎えのハイヤーが来るそうですから、大丈夫ですね。
p047
より科学的に言うならば、われわれ人間は制約の多い三次元の世界の住人でしかないのだ
から、多次元の世界のできごとや情景を的確に描写することなどできはしないのである。
つまり死後の世界というのは、一部の科学者が言うように現実の世界と重なりあっている
けれども全然次元の違う世界なので、ある部分はわれわれのいる世界とオーバーラップ
させることができるけれども、同時にわれわれの感覚で理解したり、われわれの心や声で
コミュニケーションすることのできる域をはるかに超えた世界でもあるのだ。
==>> う~~ん、これが「科学的」と呼べるのかどうか疑問です。
しかし、フィリピンで霊感のあるヒーロットのおばさんに聞いたところ、
「現実の世界と重なりあっている」というのは本当らしいです。
そのことについては、こちらに書きました。
「地球上には この世の人間とあの世の人間が一緒に住んでいる」
http://baguio.cocolog-nifty.com/nihongo/2014/11/post-097d.html?cid
「私たちが地球に住んでいると同じように、亡霊たちも この地球に普通に
住んでいるのよ・・・この世と あの世という違いはあるけど、同じ地球に
住んでいるわけ・・普通に暮らしているってこと・・・」
p048
死後の世界というものの存在を信じている科学者は(アメリカ人全体では67パーセント
の人が信じているのに対して)17パーセントしかいないのである。 さらに、天国が
あることを信じるという科学者の数になると(アメリカ人全体では71パーセントにも
及ぶのに対して)わずか8パーセントにすぎない。
p052
死にかけた時の不思議な体験では、どの時点で現実の世界から死後の世界への移行
が行われたのか、あるいは死後の世界の入口に入ったのかということがいつもはっきり
とわかるわけではない。 現実の世界のことが幾度となく顔を出すこともあれば、現実
の世界からスムースに三次元を超越した世界の入口に入っていく場合もある。
==>> まあ、今生きのこっている人が、本当に死んで生き返ったのか、あるいは
たまたま仮死状態だっただけなのかが明確にならない限りは、ムリなんで
しょうね。
こちらのサイトによれば、今現在の死亡の判定基準はこの3つだそうです。
https://www.osohshiki.jp/column/article/1690/
「・呼吸の停止
・脈拍の停止
・瞳孔拡大 」
「一方で脳死の場合は、医師によって治療でも回復することはないと判断された
状態を指します。ただし、脳死は脳だけが機能を停止した状態になるため、人工
呼吸器のサポートがあれば心臓は活動することができます。」
・・・こういう3つの判定基準であれば、私が幼い時に、死亡したと判定された
のも納得できるような気がします。 いちおう瞳孔は開いていたそうなので。
しかし、3つの判定基準だけで、完全な死亡だとするのはどうなんでしょうね。
3つは揃っているけど、脳波は動いているということはあるんでしょうか。
なにが揃えば、完全な死であると言えるのでしょうか。
では、次回は「4 臨死体験を分析する」を読んでいきます。
(「日本人は『死後の世界』をどのくらい信じているのか?」のリンクです)
https://www.act-amuse-japan.co.jp/7543/#:~:text=%E6%9D%BE%E6%9D%91%EF%BC%9A%E3%80%8E%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%B0%91%E6%80%A7%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%80%8F%20%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%80%81%20%E3%81%82%E3%81%AE%E4%B8%96%E3%81%AE%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%82%92%E4%BF%A1%E3%81%98%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AF%E5%85%A8%E4%BD%93%E3%81%AE%EF%BC%94%EF%BC%90%EF%BC%85,%E3%81%A7%E3%80%81%E7%94%B7%E5%A5%B3%E6%AF%94%E7%8E%87%E3%81%A7%E3%81%AF%20%E3%80%8E%E7%94%B7%E6%80%A7%EF%BC%9A%EF%BC%93%EF%BC%90%EF%BC%85%E3%80%8F%E3%80%8E%E5%A5%B3%E6%80%A7%EF%BC%9A%EF%BC%94%EF%BC%99%EF%BC%85%E3%80%8F%20%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
=== 次回その2 に続きます ===
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