茨城県 国営ひたち海浜公園で コキアとコスモス 見頃・見どころ ― 往復8時間のローカル電車旅
茨城県 国営ひたち海浜公園で コキアとコスモス 見頃・見どころ ― 往復8時間のローカル電車旅
コキアがもうそろそろだねということで、インターネットで検索したら、
ひたち海浜公園の公式サイトではこのようなことになっていました。
https://hitachikaihin.jp/forecast/forecast-kochia/
「2021年のコキアの紅葉状況をお知らせします。
みはらしの丘のコキアは「紅葉見頃」となりました。
例年、見頃のピークは1週間~10日程で、10月21日頃より「見頃(後半)」、
10月26日頃には「見頃過ぎ」になると予想しています。」
「※10月15日(金)~24日(日)は料金が異なります。」
(2021年10月14日撮影)
つまり、10月15日から24日までは公式の「見頃」ってことかな?
その時期はさぞかし混むんだろうなと思ったわけです。
実際に、日帰りツアーのサイトをあちこち検索すると、10月17日からの週に
ツアーがあれこれあるようでした。
なので、混む前だったら、10月14日(木)しかないなと、行くことに決めました。
決めたのは一週間前でしたが、そうなると気になるのは天気です。
天気予報は微妙だったので、前日の13日にもあちこち天気予報をチェックしたんですが、
「関東地方は本格的な雨になる」というものから「午前中は曇り、午後は晴れ」まで
いろいろありましたが、結局は午後はほぼ「快晴」みたいな天気でした。
気象予報士がいろいろと知恵比べをしている感じでした。
さて、日帰りツアーは混みそうな感じがするし、自由きままに行動もできないので、
ローカル普通電車で行くことにしました。
乗換検索で、
京浜東北線から常磐線に乗り換え、 川口―日暮里―取手―水戸―勝田と普通電車で
料金は2,310円也。
(上野から勝田まで特急に乗ると 3,890円になります。節約節約・・・・
(勝田駅は右上の水戸の次です。)
自宅を8:30に出て、バスを含めて海浜公園に到着したのは13:00頃でした。
つまり、往路の片道4時間30分ですね。
(考えてみれば、埼玉県―東京都―千葉県―茨城県と4県をまたいでいるんですねえ。)
では、ここからは勝田駅からの様子を写真で見ていただきましょう。
勝田駅の東口、バス停は2番乗り場です。
バス停の手前に、ひたち海浜公園の入場券と往復のバス料金をセットにしたチケットを
売っているテーブルがありました。
私はシルバー料金で600円でしたが、入園料などは時期によっても子供・大人でも異なり
ますので、公式サイトでご確認ください。
茨城交通バスの中には、こんな募集広告がありました。
最近は漫画が多いですね。
海浜公園の西口ゲートに到着。
バスは勝田駅との間で1時間に2~3本出ています。
さあ、いよいよ国営ひたち海浜公園に入りましょう。
詳しい園内の地図はこちらでどうぞ。
https://hitachikaihin.jp/spot-guide/
園内のガイドさんの話では、(wikipediaにもありますが)、
「公園の総面積は350haに及んでいる。この面積は東京ディズニーランドの7倍程度の
面積にあたるが、実際に公園として利用されているのは南側の191.9ha(開業中の面積)で、
全体の約55%に留まっている(2012年5月現在)。」
だそうです。
くまなく歩きまわるには、かなりの健脚じゃないとだめですね。
ゲートを入るとすぐに、「コキアはこちら」と矢印があちこちに出ていますので、
迷わずにコキアの丘に行けます。
はい、いよいよ全体像が見えて来ました。
一番手前にあるのは、「蕎麦の花」です。
手前から、ソバの花、コスモス、そして一番上奥がコキアの紅葉です。
コスモスの丘です。
前回行った埼玉県鴻巣市の荒川河川敷にある吹上コスモス畑は下のような感じでした。
https://sasetamotsubaguio.blogspot.com/2021/10/blog-post_10.html
吹上コスモス畑の方が、品種は多くて楽しめるし、広いように感じましたが、
この海浜公園のコスモス畑は丘の斜面に造ってあるので品種は少ないですが見栄えがいい
感じでした。
海浜公園では、小さな赤ちゃんを抱っこした人たちをチラホラ見かけました。
この「みはらしの丘」には、たまにトンボも来るようです。(見えますか?)
そして、ワンちゃんたちもたくさんいました。
しかし、分らないのはこのワンちゃんたちです。
もしかしたら何かのビジネスなのかもしれません。
では、今回のメイン・ディッシュの「コキア」の写真にいきましょう。
14日の人の混み具合は、こんな感じです。
15日からは公式の「見頃」になっているようなので、週末から来週にはかなり混むの
ではないかと思います。
しかし、飲食できる出店の周辺は、14日はあまり混んではいませんでした。
これが「みはらしの丘」のてっぺん付近です。
海が見えるというのがいいですね。まあ、海浜公園なんですけど。
ここに「みはらしの鐘」があるんですが、新型コロナの感染防止の為か、
鐘を鳴らせないように鐘が包んであって、紐も取り外してありました。
そこで、どんな鐘の音かを、こちらのyoutubeでどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=K5srdPsZGcE&t=6s
この鐘は、噂では、「幸せの鐘」とか「恋人同士が結ばれる」とか言われているらしい。
まあ、鐘を鳴らして、幸せな気持ちになれれば、それでいいんじゃないかと思います。
スマホで写真を撮っている人たちは当たり前なんですが、なかには、本格的な機材を抱え、
こんな小道具(高そうだけど)を据えて撮影している人もいました。
もしかして、雑誌かなにかに使う写真の撮影なのかな、と思いました。
しかし、このコキアって、なにがきっかけになって、こんなに全国的に流行るように
なったんでしょうね。 もちろんどこかの誰かが仕掛け人になったんでしょうけど。
元々は、「和名は、乾燥した茎を箒に使うので、「ホウキギ」の名がつけたものである。」と
されていますから、ホウキとして使ってたんですよねえ。
その他にも、いろいろと利用されているようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%A6%E3%82%AD%E3%82%AE
「果実は、薬用・食用にされ、若芽は食用にされる。」
「乾燥させた果実は地膚子(じふし)と称される生薬になり、滋養や強壮のほか、膀胱炎、
皮膚のかゆみ、疥癬、湿疹、蕁麻疹に効果があるといわている。」
「また成熟果実は秋田県の郷土料理「とんぶり」の材料となる。」
この若い女性は中国語を話していたと思うんですが、3名くらいのグループで、ポーズを
とりながら、それぞれが高そうなカメラで写真を撮り合っていました。
で、こちらには丘の麓に園内周遊の列車型バスが見えました。
このまま、コキアだけを観て帰るのももったいないし、まだ時間もあったので、
園内を一周することにしました。
本音をいうと、ちょっと歩き疲れたんですが・・・
このチケットは、一日周遊券で600円。
園内を一周するのにおよそ50分かかるそうで、4台が15分おきに廻っているという
ガイドさんの話でした。
西口のゲート付近から乗って、一周することにしまして、まず到着したのが中央ゲート前駅。
こちらの地区には、いろいろなレジャー施設があるようです。
詳しくは、下のリンクからどうぞ。
https://seespo-ibaraki.jp/hitachi-kaihin/
この「シーサイド・トレイン」という連結バスは、時々車掌さんが下車して、園内の
安全確認をしながら先導していました。
そして、「みはらしの丘」の麓の駅から見上げると、コスモスとコキアの丘はこのように
見えました。
では、ここで、動画で車内アナウンスのコキアの話をお聞きください。
(と思ったのですが、動画ファイルが制限を超えていたので、アップできません。涙)
内容は、コキアが3万2千本、コスモスが 180万本・・・
コキアは今年の日照時間が不足したので、例年よりやや小ぶりになっている・・・
などの説明です。
キバナコスモスは、園内を周遊している時に見かけました。
ススキもきれいにたくさん生えていましたが、これはパンパスグラスだそうです。
そして、これは園内でみかけた「コリウス」だそうです。
Wikipediaには
「コリウス(Coleus)とは、シソ科コリウス属(シノニム:ソレノステモン属(Solenostemon
Thonn.))の植物の総称。和名は金襴紫蘇(きんらんじそ)、錦紫蘇(にしきじそ)。」
とありました。
結局、園内で食べたのはこれだけでした。
そして、西口ゲートから、4:23pmのバスに乗りました。
日が落ちるのが早くなりました・・・
行きのバスの中では、ベトナム語らしい言葉を話す若い男性二人が、ずっとしゃべって
いましたが、 帰りのバスの中では、若い女性二人が中国語でずっとしゃべって
いました。 日本語の声は車内アナウンスのみで、おしゃべりはまったく聞こえず・・・・
帰りの電車は、運よく勝田駅から上野行きの直行の普通電車がありまして。
日暮里で乗換えて川口駅へ。
家に辿り着いたのは食事時間を除くと8pmちょっとすぎぐらいでしたから、
移動時間は3時間半ぐらいとなりました。 行きよりも1時間ぐらい短縮できました。
そして今夜のご飯は、豚骨ラーメン、好物のレバニラ炒め、そして解禁となった
お酒は、ウーロンハイとなりました。
このほぼ12時間(と言ってもその内の移動が8時間ですが)の茨城までの旅行中に
およそ12,000歩がカウントされまして。
ああ、疲れた。 けど、よかった、良かった。
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