PANAGBENGA2023 バギオ・フラワー・フェスティバル: ダンシング・パレード
PANAGBENGA2023 バギオ・フラワー・フェスティバル: ダンシング・パレード
2020年からコロナ禍で実質的に中止となっていたバギオ市のフラワー・
フェスティバルが目玉であるパレードも復活して、4年ぶりに盛大に実施されました。
PANAGBENGA(パナグベンガ)とは、地元の言葉で「花盛りの季節」という意味で、
高原避暑地・観光地・学園都市・高原野菜の集積地としてのバギオ市の、1990年の
バギオ大地震からの復興を意図したものとして始まったとも言われています。
私は、2019年までは、パレードを見物するのは地元テレビで、そうでなければ、
パレードに参加する側になっていました。
ですから、生で全体をこの目で見るのは、随分久しぶりのことになります。
それは、特にパレードがある2日間は、バギオ市の中心部が大渋滞となり、
タクシーもつかまらず、帰宅困難者になってしまうからです。
それに、見物するにしても、朝5時ごろからパレードのルートで場所取りをしないと、
観光客などが多すぎてまともに見ることができないという事情もあります。
と言うわけで、今回は、バギオ市に住んでいるのに、わざわざそのパレードの沿道に
ある歴史的なホテルに2泊することにしました。
このホテルは、パレードの集合場所とテレビカメラなどが待ち構える実質的な
スタート地点の間にあるので、観客も少なく、ホテルの玄関先のちょっと高くなったところ
からパレードを観ることができます。
これがテレビカメラなどが待ち構えているスタート地点の混み具合です。
まずは、2月の最終土曜日に行われるダンシング・パレードを午前中に観てから、
午後にチェックインします。
さて、いよいよ始まりました。
先頭は、地元のセントルイス大学のマーチング・バンドです。
その後に、市長や国会議員などがパレードし、さまざまな公的団体が続きました。
その中には、韓国の団体もありましたが、目を引いたのは、このインドネシア大使館
のグループでした。
もしかしたら、観光客誘致のためかもしれません。
ダンシング・パレードの中で、一番ど派手な衣装はこれだったように思います。
空を見上げると、白い気球のようなものが偵察?に来ていました。
以下は、私が個人的にフォト・ジェニックだなと思った写真を並べます。
ふんどしに挟まれたスマホ・・・
今時は山岳民族と言えども私よりも進んでいます。
若い人の入れ墨は、単にパレードのために描いたものですが、伝統的な風習として、今は
入れ墨を国際的なアートとして後継者に伝える努力をしているお婆さんもいます。
縄文人の時代には、倭人は入れ墨をしていたそうですから、根っこは同じかと思います。
ピンク色のは、豚のハリボテです。
これはまさに、正真正銘の「ドラム」です。
小学生たちの楽器演奏グループのドラムも、まさにドラム缶に何かを貼ったものでした。
かなりの大音量が出ます。
やっぱり、パレードは笑顔が一番です。
こっちの笑顔は、ちょっと微妙でしたが・・・・
今回のダンシング・パレードの中で、私の一押しは、このセントルイス大学の
山岳民族の衣装と収穫の様子を表したダンスでした。
下の動画で是非ごらんください。
実際に、コンテストで優勝したようです。
なぜ、私の一押しかと言えば、
地元の山岳民族の収穫の悦びを、かなり現代的なダンスとして表現しながら、
ドラム楽器の音量に頼らず、グループの人たちの掛け声で迫力満点のパフォーマンスを
見せてくれたからです。
言い換えれば、伝統文化と若さが爆発するようなダンスでした。
日本で言うならば、若者たちが踊る進化した「よさこい」の迫力でしょうか。
さて、パレードは終わりました。
私たちの隣で観ていたお姉さま三人。
一番向こうの人は、バギオにある会社で昔一緒に働いていた人とそっくりだったので
驚いてしまいました。
そして、パレードの1日目が終わった夕刻。
雨がざっときましたが、バギオ大聖堂がライトアップされて美しく輝いていました。
では、2日目の花車(フラワー・フロート)パレードをお楽しみに。
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