金沢をテーマに、金沢城石川門と前田利家の甲冑 ペーパークラフトの試作
金沢をテーマに、金沢城石川門と前田利家の甲冑 ペーパークラフトの試作
フィリピン・バギオ市はUNESCOの創造都市として登録されていまして、
そのカテゴリーが金沢市と同じなんです。
金沢市
バギオ市
https://en.unesco.org/creative-cities/baguio-city
そこで、2023年7月23日の「日比友好の日」と「バギオ七夕祭り」のバギオ博物館
での展示のテーマを金沢ということにしました。
その展示に関しては、さまざまなポスターや資料を、金沢市役所からいただいているの
ですが、今回は、その一環として、「金沢城石川門」と「前田利家の甲冑」のペーパー
クラフトも展示しようと計画しています。
このペーパークラフトは、金沢関係の情報をインターネットで探していた時に、
発見したものでして、こちらのアイ・オー・データという金沢市に本社を置く企業の
サイトにありました。
https://www.iodata.jp/ilovedesk/papercraft/
このサイトにある材料を、印刷会社に注文してそれぞれ50セットを日本で印刷し、
バギオ市に持ってきました。
今回のこの二つの紙細工の試作は、バギオ市にある日系人会館でのワークショップの
運営に備えるものでして、どんな道具・材料で、どんな手順で、どのように作るか、
時間配分はどうか、スムースに進めるための注意点がないか、などを見つけ出すために
やってみました。
そのワークショップで作ってもらった作品をバギオ博物館で展示しようという計画です。
ちなみに、2019年のテーマは、長崎でしたので、大浦天主堂の紙模型づくりを
やりました。
(1) 前田利家の甲冑 第1回目の試作
第1回目の試作は、早い話が「手抜き」制作になってしまいました。
これが材料です。
37個のパーツになっています。
このような組み立ての手順書も用意されています。
上記のサイトからダウンロードできます。
切り抜くとこういう状態になります。
1時間30分ほどかかりました。
(ただし、72歳の私がやるとそれだけかかるということですので、
若い人ならもっと早くやれると思います。)
さて、組み立てが問題なんですが、
面倒くさがりな私は、「手抜き」工事をやりまして、ボンドや糊を使わず、
セロテープを使ったんです。
それでも、3時間30分ぐらいかかりましたので、
合計所要時間は5時間ということになりました。
集中力も続かず、ぐったりしました。
その結果が、この試作完成品です。
う~~ん。 かなりみすぼらしい前田利家になっちまいました。
(2) 前田利家の甲冑 第2回目の試作
第1回目の「手抜き」では、ヨレヨレの利家さんになっちまったので、
これではバギオ博物館の展示には耐えられんと、心を入れ替えまして、
ちゃんと指示書どおりに木工用にも使えるボンドなどを試してみることに
しました。
DIYの店に行きまして、接着剤3種類、 1回目は手元にあった小刀のようなナイフ
だったので、今回はすぱっと切れるカッターも買った~~。 ・・・・?
それでボンドを使って組み立てたところ、指示書どおりにやれば、ちゃんと接着できると
いうことを体感しました。
(高齢者は頑固で思い込みが酷くて困ります・・・・私のことです・・・)
指示書には、「爪楊枝でボンドをすくって塗る」と良いと書いてあったので、
爪楊枝を使いました。
セロテープでベタベタ貼り付けるよりも、きっちりと接着できることが分かりました。
ただし、接着面の両側から20~30秒ほど圧迫するのが良さそうです。
そして、第2回目の試作完成品がこれです。
これが、指示書に従ってやったかどうかの、ビッフォーvsアフターの比較です。
第2回目の利家さんは、かなり凛々しくなりました。
そして、1回目と2回目の違いは、組み立て時間の差にも表れました。
切り抜き時間は2回ともに1時間30分だったのですが、組み立てに要した時間は、
1回目が3時間30分だったのに対し、2回目は2時間30分となって、
合計時間が5時間から4時間になったことです。
「手抜き」でセロテープを使ったつもりが、結局ボンドを使う方が効率的だったと
言うことです。
反省、反省・・・・
(3) 金沢城・石川門 の試作
石川門の用紙は、6枚もあります。
これだけで、めげそうになりました。
44枚のパーツを切り抜くのに、2時間かかりました。
組み立ては、指示書どおりに、ボンドを使い、爪楊枝を使って、接着しました。
こんなに細かいパーツもあって、自分の指がいかに大きいかを感じました。
手先が不器用であることが、露呈しました。
部分の組み立てがほぼ出来上がりました。
このパーツの組み立てには4時間かかりました。
そして、全体の組み立てに移ります。
門のところは、細かいため、かなり歪みが出てしまいました。
さて、これで完成です。
あちこちに歪みはあるのですが、まあまあ、許容範囲という感じになりました。
この全体の組み上げには1時間かかりました。
よって、作業の合計時間は、7時間ということになりました。
若い人たちなら、もっと速く作れると思うのですが、
ワークショップの場合、最初のオリエンテーションやら、昼食時間やら、フィリピンでは
欠かせないおやつの時間、そして、最後の集合写真撮影、ご挨拶、撤収作業などを
考えると、7時間は長すぎます。
どこかを省略するなり、効率化するなりの方法を考えなくちゃいけません。
なかなか発見の多い試作でした。
めまいを感じるほど疲れたけど・・・・・達成感がありました。
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