今からでも遅くない平林寺の紅葉、北朝霞駅―平林寺―野火止用水路―新座駅―2021年のもみじ ― その1
今からでも遅くない平林寺の紅葉、北朝霞駅―平林寺―野火止用水路―新座駅―2021年のもみじ ― その1
2021年11月25日に埼玉県新座にある修行僧のお寺・平林寺に行ってきました。
ルートは:
JR北朝霞駅・東武朝霞台駅から西武バスで平林寺へ。
その後、平林寺の西側にある野火止用水路の遊歩道を通って、JR新座駅までです。
正味の歩数では、おおよそ13,000歩でした。
まずは、こちらの公式サイトで平林寺の内容をご確認ください。
アクセス方法についても書いてあります。
http://www.heirinji.or.jp/about/access.html
紅葉の状況は、山門や仏殿などの建物のある周辺では、ほぼ素晴らしい紅葉に
なっていました。 しかし、境内の奥の散策路では、まだ今から紅葉が進むと
思われます。 埼玉県は、今年は紅葉が遅れている感じなので、まだまだ今からでも
楽しむことが出来そうです。
では、JR北朝霞駅・東武朝霞台駅から、写真でご案内します。
JR武蔵野線の北朝霞駅に到着。
すぐ隣に東武東上線の朝霞台駅があります。その駅前から西武バスが平林寺まで
行きます。
平林寺を通るバスは2番乗り場からで、1時間に1~2本しかありません。
<久留22> 朝霞台駅(平林寺)東久留米駅東口行
<朝22> 朝霞台駅(平林寺)新座営業所行
私たちが乗車したのは12:45発のバスで、平林寺で降りた客は10名弱でした。
バスの車窓から撮った平林寺の「総門」です。
「平林寺」のバス停のひとつ手前に「陣屋」という停留所があって、そこで降りて
「睡足軒の森」を見てから平林寺へ行く人もいるようです。
この平林寺は修行の場として有名ですので、この「入山者心得」をお忘れなく。
「総門」で拝観料を払って、入ると案内図があります。
これが「山門」です。 この山門の周辺は見事な紅葉があって、感動しました。
流石に有名な紅葉のメッカだけのことはあると感心しました。
山門をくぐって右側にある「戴渓堂(たいけいどう)」。
ちょっと気になったいい感じのお堂だったのですが、その場で覗き込むことはせず、
この一枚だけを撮りました。
写真を見直していて、ますます気になったので、インターネットで検索したところ、
公式サイトには以下のような記事がありました。
http://www.heirinji.or.jp/about/keidai.html
「戴渓堂(たいけいどう)
日本に書法・篆刻を伝えた独立性易(どくりゅうしょうえき)禅師を祀ります。独立禅師は、
隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師と共に第4代将軍徳川家綱謁見のため、長崎から江戸に
随行。その際、当時の老中松平信綱は独立禅師を厚遇しました。」
こちらにはその内部の様子がありました。
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col66761b.htm
「下は戴蹊堂の内部を写した写真です。右端が「独立性易」(どくりゅうしょうえき)の
坐像、左端が師の念時仏であった観音像です。」
そして、山門の正面奥にこの「仏殿」があります。
公式サイトの解説は:
「本尊には釈迦如来坐像、脇侍には迦葉尊者と阿難尊者を祀ります。」
仏殿の中はほぼ真っ暗で、肉眼ではほぼ見えませんでしたが、フラッシュ無しで、
なんとか撮影できました。
仏殿の横にある「放生池」。 この池の周りの紅葉はあまり鮮やかではありませんが・・・
探せば、こんな鮮やかなコントラストも発見できます。
ちょっと驚きました。
「半僧坊感応殿」が、「半僧門」の正面にあります。
ここで、女性たちが「かしわ手」を打っていましたが・・・ここは神社ではありません。
私もよく迷うのですが、神社の場合は鈴ですよね?
・・・この辺りは、お寺では合掌だけ、神社ではかしわ手と区別しているサイトもあります
が、中には、下のような記事もあります。
https://okwave.jp/qa/q2631723.html
「七福神はインドの神様(正しくは“天部の仏様”)と、中国と日本の神様(一部人間)で構成
されています。つまり、七福“神”といっても日本古来の神道による神様ではないので、
拍手に拘る必要はありません。お寺なら仏式のお参りの仕方がよいです。ちなみにお寺で
拍手してはならないということもありません。密教では拍掌といってよくやります。」
拍掌とは:
https://kotobank.jp/word/%E6%8B%8D%E6%8E%8C-1400671
「密教儀礼の壇上作法の一つである拍掌(びやくしよう)は,魔を除いて諸仏を歓喜せしめる意で,3度両手を打つ。最初の2度は軽く手を合わせるだけで,最後は音をだして打つ。」
・・・ということだそうです。
とりあえず、密教のお寺だったら、どっちでも問題なさそうです。
こんなお地蔵様の前を通って、散策路の方へ行きましょう。
お地蔵様の手前には平和観音様もいらっしゃいました。
平林寺堀というのは、野火止用水路から分岐してこの敷地内に引き込んでいるそうです。
この辺りは、あまり紅葉は進んでいませんでした。
この分岐点から反時計回りに散策路を巡ります。
野火止塚の辺りの紅葉は、まだまだ今からという感じでした。
うちの相棒の話では、過去に日帰りツアーで平林寺の散策路を廻った時には、
それこそ全体が紅葉で真っ赤になっていたそうです。
とは、言いながら、11月25日の時点でも、ところどころにこのような鮮やかな
紅葉は見かけられました。
そして、私が驚いた意外なものはこれでした。
島原・天草の一揆供養塔です。
松平伊豆守信綱については:
https://shuchi.php.co.jp/rekishikaido/detail/4934
「寛永14年には島原の乱に対する幕府軍総大将として現地へ出向き、乱を鎮圧しました。
その功で寛永16年(1639)、6万石で武蔵国川越藩に移封します。信綱は幕府の政務だけで
なく、民政にも尽力し、川越と江戸を結ぶ新河岸川の整備や玉川上水、野火止用水の開削
などを進めました。」
この関連で、ついでに我が故郷の世界遺産をご紹介します。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
https://www.at-nagasaki.jp/world-heritage/christian/top/
島原・天草一揆については:
http://kirishitan.jp/histories/his001
「有馬氏の旧家臣のみならず、かつて天草地方を領有していたキリシタン大名の小西行長
の旧家臣にも率いられて、ひそかにキリスト教への信仰を続けていた島原、天草地方の
約2万数千人の農民らが蜂起し、当時すでに使われなくなっていた「原城跡」に立て
こもった。4ヶ月におよぶ攻防の末、幕府軍により一揆勢はほぼ全員が殺され、鎮圧された。」
そして、これもついでに、2019年の日本フィリピン友好月間に
フィリピン・バギオ市にあるバギオ博物館で開催された上記の世界遺産の紹介展示
及び天草コレジヨの仲間による古楽器演奏の様子をご覧ください:
https://janl.exblog.jp/239451209/
https://janl.exblog.jp/239451231/
https://janl.exblog.jp/239451596/
https://www.youtube.com/watch?v=6ctEv_pslfQ
では、総門を出て、ちょっと休憩し、野火止用水路の遊歩道を新座方面へブラブラ歩き
ましょう。
=== 「野火止用水路」は その2に続きます ===
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