東京・浜離宮恩賜庭園のコスモス ― 2022年10月末でもまだまだ楽しめた
東京・浜離宮恩賜庭園のコスモス ― 2022年10月末でもまだまだ楽しめた
10月27日、もう浜離宮のコスモスは終わったと思っていたら、まだまだしっかり咲いていました
今年はコスモスをあまり楽しまないまま終わってしまうのかなあ~~と思っていたところ、
ほとんど快晴の空に誘われて、急に思い立って行ってきました。
これが庭園の案内図です。 (下が北になっています)
右下に「大手門」があって、入ってまっすぐ進むとコスモスのお花畑があります。
ちなみに、私たち高齢者夫婦の足の耐久性の都合により、この地図の下半分(北半分)だけ
を時計回りに歩いて、右中央あたりにある「中の御門」から出ることにしました。
こちらが大手門です。立派な橋が架かっています。
JR新橋駅からの歩き方です。
上の地図の一番下に新橋駅があります。 一番上の緑色の部分が浜離宮恩賜庭園の大手門
のところです。
ご覧のとおりで、駅からまっすぐ電通本社ビルへ歩き、右へ曲がって、次の角を
左斜めに電通の敷地に沿って行けば、大手門の横の交差点にでます。
さて、見頃チェックですが、こちらの公式サイトをチェックしたところ・・・
https://www.tokyo-park.or.jp/announcement/028/detail/43968.html
「・キバナコスモス 鮮やかなオレンジと黄色のコスモスがお楽しみ頂けます。
開花時期:現在~9月中旬ごろまで 見頃:8月
・コスモス ピンク色の花と空が映え、秋の訪れをお楽しみいただけます。
開花時期:9月中旬~10月中旬まで 見頃9月下旬」
・・・と書いてあったので、今はもうほとんど期待できないなと思いながら行ったんです。
そうしたら、なんとなんと、思いっきりそういう期待?を裏切られました。
オレンジ色や黄色の花は、かなり終わっているかなという感じではあったのですが、
まだ元気な花も残っていました。
こちらの白とピンクのコスモスは今真っ盛りと言う感じでした。
いろんな種類のコスモスが可憐に咲いていました。
この庭園のお楽しみはこれだけではありませんでした。
これは大手門から入ったすぐのところにある「三百年の松」です。
東京都内では最大級の黒松だそうです。
今回、この庭園で、私が一番興奮したのは、これです。
なんだか分かりますか?
左の石垣の上に小さな鳥が止まっています。
その正体は・・・
なんと、カワセミです。
生まれて初めてカワセミの写真を撮ることができました。
実は、立派な望遠レンズを構えた女性が「あそこにカワセミがいますよ」と教えてくれたの
です。そこで、あたりをつけて乱射したところに、カワセミが映っていたということです。
ちなみに、東京でカワセミがみられる場所はこちらのサイトで紹介されています。
コスモスの花畑を過ぎたところに、こんな神社がありました。
「旧稲生(いなぶ)神社」と案内板がありました。
ところがこの「稲生」なんですが、読み方がいろいろあるようです。
「いのう、いなおい、いなぶ」そして姓名の場合は「いなしょう・いねしょう・いなお・いなき・いなせ・いのう・いの・いのお・いなぶ・いなおい」、
そして、稲生神社で検索しても「いなぶ」神社では出て来ず、「いなり」神社と読む
神社が出てきます。
稲生大神(いなりだいじん)
https://hotokami.jp/area/chiba/Hkmts/Hkmtstk/Dyrrp/87319/
さらにこちらは、「いのう」神社なんですが、漢字では「伊奈冨神社」とあります。
三重県鈴鹿市稲生西
http://inou-jinja.com/%e7%a5%9e%e7%a4%be%e7%94%b1%e7%b7%92/
「稲生の大神と称える保食大神は一切の食物をつかさどられ、ことに私たちの命の根元
たる稲の生産豊穣を守護される神様であります。」
「この伊勢地方には多くの獅子舞が残されていますが、取分け伊奈冨神社の獅子神楽は
歴史も古く、北勢・中勢地方の獅子舞の発祥ともいわれています。江戸時代には北勢から
中勢、遠くは伊勢まで巡業し、「稲生の獅子舞」としてその名を轟かせていました。」
二千百年の歴史!稲生に鎮座する伊奈冨神社
https://www.kankomie.or.jp/report/detail_811.html
「県指定無形民俗文化財に指定されている、一三〇〇年前より途切れる事なく現代に続く
稲生の獅子舞。戦時中も続けていたという記録が残っているそうです。」
「伊奈冨神社は県内の神社の中でも数少ない、雅楽会が活動されている神社です。
伊奈冨雅楽会の活動は祭典をはじめ、観月会や定期的に奉納演奏会が行われており、間近で
観ることが出来ます。」
・・・これらを見ると、浜離宮庭園内の旧稲生(いなぶ)神社は、これらの稲荷(いなり)
神社系のものであったのかなと感じます。
案内板にもそれを示唆する説明がありました。
浜離宮を取り囲む御堀に沿って歩いていたところ、遠くにこのような黒い煙が立ち上って
いました。
どうもこれは火災だなと思って見ていると、しばらくしてから報道のヘリコプターが数機
現場付近を飛び回っていました。
東京・月島で火災、爆発音も 周辺では最大1800軒が停電
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202210270000770.html
家に帰ってからニュースをチェックしたところ、上のような月島での火災でした。
この地図で見ると、私たちが居たのが庭園の「現在地」の右の角。
「月島」は、地図の右上の隅にあります。
隅田川沿いですね。
そして視線を右のほうへ向けると・・・・
これがレインボー・ブリッジです。
この海水が入っている御堀に繋がる「横堀水門」の案内板の上にこんなトンボが
休んでいました。
水門は「潮入りの池」に海水を引き込むためのものだそうです。
図鑑で見たところ、アキアカネに似ているような気がします。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%8D
そして、次に私が嬉しかったのは水鳥たちがいたことです。
まずは、カモとシラサギのツーショット。
これはマガモの雌でしょうか・・・
そして、シラサギの恋の追いかけっこ。
そして、これは何でしょう。
遠目に見ていたら、なにかの彫像に見えたのですが、スマートなシルエットからすると、
鵜ではないかと思います。
そして、その鵜の前を列になって通るカモたち。
これはマガモの雄でしょうか。
日本の野鳥識別図鑑 カモ科
https://zukan.com/jbirds/internal15511
https://zukan.com/jbirds/leaf115253
そして、こちらは、当初は「御見合所(おみあわせどころ)」とか「わらぶきの御亭
(ごてい)」と呼ばれていたそうですが、その後は「鷹の御茶屋」となったそうです。
将軍が田舎の風情を楽しむ建物を復元したものだそうです。
鷹を使って鴨猟をする小屋でもあったようです。
非常に美しい藁葺の家で、歴史と風格を感じました。
今回は、足の都合で、浜離宮の半分しか廻れませんでしたが、あとの半分は今後の楽しみに
とっておきましょう。(一日 15,000歩が限界なので・・・)
ちなみに、大雑把に言えば、浜離宮は一辺が500メートルぐらいのほぼ正方形だと
思えばよいかと思います。
中の御門を出て終了です。
ところで、今回は、浜離宮の庭園以外に、ちょっとした楽しみもありました。
JR新橋駅のすぐ近くに「お好み焼き」のお店があったので、何年ぶりかで
食べてみることにしたのです。
JR新橋駅・烏森口を出て目の前に「新橋西口通り」があります。
お店は、こちらの「ちんちくりん 新橋本店」
「広島のお好み焼店をそのまま東京に!」をコンセプトにしているそうなので、本物なの
でしょうか・・・
安倍元首相と岸田現首相のお墨付きのお店のようです。広島繋がりですね。
卵が乗っているのが「ちんちくりん」で、右側が普通の「お好み焼き」だそうです。
「味はどうだった?」ですか?
ノーコメントです。
敢えていえば、ソースとマヨネーズをかけて食べたほうがいいですよ・・・ですね。
そして、ゆりかもめ汐留駅のすぐ近く、日本テレビタワーの大仕掛けのからくり時計。
3PMの演奏を聴くために外国人観光客と見える人たちが集まっていました。
私は残念ながら、演奏の最後のほうをちょっと聴けただけでした。
なので、こちらの動画でご覧ください。
宮崎駿デザインのからくり時計「日テレ大時計」が動く様子
https://www.youtube.com/watch?v=tw75NtDSBqQ&t=3s
こちらに詳しく書いてあります。
演奏がされる時刻も決まっていますので、要注意です。
宮崎駿デザイン!日テレ大時計
帰りは、このゆりかもめで汐留駅から新橋駅まで出て、帰宅しました。
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