新宿御苑 ― さすがに天皇の庭園だっただけのことはある。巨木ぞくぞく、八重桜のフクロクジュ、ハンカチの木、モミジバスズカケノキ、などなど
新宿御苑 ― さすがに天皇の庭園だっただけのことはある。巨木ぞくぞく、八重桜のフクロクジュ、ハンカチの木、モミジバスズカケノキ、などなど
2022年4月21日、初めて新宿御苑の中に入って、散歩してみました。
目指したのは、大きな八重桜の木とハンカチの木でした。
新宿御苑という場所は、50年以上前私がビジネス英語専門学校に通った千駄ヶ谷駅に
隣接し、また、20年ほど前に日本語の教授法を勉強した専門学校があった新宿御苑前駅
の近くなので、馴染みの場所という感じではあったのですが、私が東京に出てきて五十年、
一度もその中に入ってじっくり散歩をしたことはありませんでした。
結論から言えば、草花を育てるのが大好きな我が相棒も感動し、「四季折々に御苑に来たい」
というほどの素晴らしい庭園でした。
戦前までは天皇の庭園、インペリアル・ガーデンだったそうですから、さもありなんと
言うべきでしょうか。
公式サイトは、こちらです。
https://www.fng.or.jp/shinjuku/
では、丸ノ内線・新宿御苑前で降りて、新宿門から入ってみましょう。
新宿門。
65歳以上は半額の250円でした。
学生割引も同じでした。
「ハンカチの木」は、新宿門の近くにあるという情報があったので、まずはそれを目指し
ました。 案内の矢印などが新宿門を入ったところに立ててあるので、すぐに分かります。
それだけ人気があるということなのでしょう。
「ハンカチの木」の案内板に従って、通路を歩いていて、まず私の目にど~~んと入って
きたのは、白い肌のこの巨木でした。
木の周りを回って、名札が掛かっていないかチェックしたのですが、名前が分かりません。
結局、帰宅後にインターネットでいろいろ検索したり、パンフレットを読んだりしたところ、
「モミジバスズカケノキ」であることが判明しました。
https://fng.or.jp/shinjuku/2019/08/28/post_1588/
「プラタナスとも呼ばれるモミジバスズカケノキですが、プラタナスとは、スズカケノキ科
スズカケノキ属の植物の総称です。園内にはアメリカスズカケノキとモミジバスズカケ
ノキの2種類が植栽されていますが、そのほとんどがモミジバスズカケノキで、園内各所
に約220本植栽されています。」
そして、このモミジバスズカケノキの巨木の奥の方にあったのが、「ハンカチの木」
でした。
おお、まさにハンカチですね。
この時期の一番人気のような雰囲気で、人が集まっていました。
詳しくはこちらで、どうぞ:
https://fng.or.jp/shinjuku/2019/04/18/post_1469/
この後は、「母と子の森」を通って、日本庭園へと向かいます。
日本庭園でまず私の目に飛び込んできたのが、このシラサギでした。
シラサギは、この広々とした日本庭園を独り占めしていました。
向こう岸に見えている桜は「一葉」という品種でした。
そして、その上空に現われたのが、この飛行船でした。
ちょっと調べてみたところ、5月末日まで、全国各地を飛び回る予定になっていました。
https://www.kobeairport.jp/news/6570/
「新スーパードライ号」のフライトスケジュールは以下の通り。
3月31日~4月2日 中国四国エリア(広島・愛媛)
4月4日~4月10日 関西エリア(兵庫・大阪・京都)
4月14日~17日 九州エリア(福岡・熊本)
4月22日~26日 関東エリア(埼玉・東京・千葉・神奈川)
4月29日~5月1日 東北エリア(宮城)
5月3日~7日 関東エリア(埼玉・東京・千葉・神奈川)
5月10日 北陸エリア(石川)
5月13日~17日 中部エリア(愛知・静岡)
5月20日~22日 関東エリア(群馬・栃木・茨城)
5月28日~30日 北海道エリア(札幌周辺)
関東は4月22日からという予定になっていますが、私が見たのは21日でしたから、
たまたまラッキーだったようです。
そして、日本庭園の池を辿りながら、旧御涼亭へ向かう途中に見かけた藤棚です。
まだ、満開という感じではなく、まだ少々寂しい感じでした。
そして、藤棚を撮影していた私の目の前にぬっと現れたのがこのアオサギ(?)さんでした。
さっきのシラサギは人見知りだったようですが、このアオサギは近くに見物客がいても
さほど気にしていないようでした。
そして、こちらが旧御涼亭です。
これは台湾閣とも呼ばれ、昭和天皇のご成婚記念として、台湾在住の邦人によって寄贈
されたのだそうです。
その池にいたのは、このカモちゃんたち・・・・
亭内からの日本庭園の景色は、このようになかなかのものです。
さて、今は地図の赤丸の地点にいます。
ここから、右下のツツジ山を通って、「整形式庭園」を目指します。
整形式庭園の隣の「風景式庭園」に大きな八重サクラがあるはずです。
ツツジ山が、鮮やかに開けてきました。
街中の道路沿いにも、あちこちで綺麗に咲いているツツジが見られますが、このように
しっかりと手入れがされているツツジはまた格別の趣があります。
ツツジ山から中の池をはさんで対岸を撮影。
桜の色なども少々霞んだ感じがいい雰囲気を作っています。
中の池には 鵜が泳いでいました。
これは枝垂れ桜のようですが、品種を確認できませんでした。
背は低いのですが、全体の形がよく整っています。
人間様がいないので、カラスが花見の宴会をやっていました。
そして、こちらが整形式庭園のプラタナス並木です。
ここから風景式庭園を振り返ってみると・・・・
八重桜「福禄寿」が立派に咲いていました。
名前に負けない立派な姿です。
玉藻池を通って、大木戸門へ向かいます。
今回は、新宿御苑の全体のおおよそ三分の一ぐらいしか見ることはできませんでした。
午前11時30分ぐらいから午後1時30分ぐらいまで、およそ二時間の散歩でしたが、
結構歩き疲れました。
今日の散歩飯は、新宿御苑前駅の近くの蕎麦屋「せお」。
御苑の御涼亭の池にいたカモを思い浮かべながら、鴨南蛮蕎麦を美味しくいただきました。
見た目よりも、しっかりとしたボリュームがありました。
濃厚なミルクのような蕎麦湯に少々驚きました。そして、旨かった。
御馳走様でした。
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